seoに強いホームぺージ・サイト構成の基本的な考え方

サイト構成と検索エンジンの関係性

SEOに強いサイト構成を考えていく上で、検索エンジンの仕組みというのは基盤となる重要な要素になります。
検索順位を上げていくためには、この検索エンジンに自社サイトが「良質なコンテンツである」と認識してもらうことで、
上位表示が可能となり、より多くのユーザーに対して情報を届けることができるようになります。
では、「良質なコンテンツ」とは何か?
それは、サイトを訪れたユーザーが知りたい情報をストレスなく得ることができるコンテンツです。
そして、自社サイトを訪れてくれたユーザーが目的の情報にたどり着くためには、親切な導線の構成、
つまりは、ユーザーが理解しやすく分かりやすいサイトの構成を考えていく必要があります。

ホームぺージ・サイト構成の重要性

実際に制作に入る前に、ホームぺージ・サイトの構成をしっかりと考えておくことで、必要なコンテンツと不要なコンテンツが明確になります。
構成を疎かにしたまま、ホームぺージの作成に入ると、成果に直結しないぺージを作成して無駄に費用がかかってしまったり
今後運用していく中でコンテンツの拡張がしづらく、SEOに弱いサイトが出来上がってしまいます。
そのような事態を避けるためには、作成に入る前の準備が非常に大切です。

運営方針が明確に

サイトの構成が定まっていると、制作後の運用方針が明確になります。
ホームぺージというのは完成したら終わりではなく、地道にコツコツと運用を続け、コンテンツを積み上げていくことでSEOにより効果的なサイトが出来上がっていきます。
この「コンテンツ」を積み上げていく上で、大切になってくるのが、ホームぺージの構成です。
目指すべき方向が定まっているので、迷走状態を事前に防ぐことができるようになります。

導線が整う

先ほどコンテンツを積み上げていくというお話をしましたが、無暗にページを追加していくと、サイトの導線が崩れて、ユーザーが辿り着きたい情報を見ることができずSEOに悪影響を及ぼす可能性が出てきます。
追加するコンテンツをあらかじめ定めておくことで、分かりやすい導線ができるため、結果的に良質なコンテンツにつながります。

webサイトの4構造

webサイトの構造には、主に「直線型」、「階層型」、「ハブ&スポーク型」、「ファセット型」と言われる4つの構造が存在します。
それぞれの構造に役割があり、組み合わせて構成を考えていくことでより高いseo効果を期待できます。

直線型

最も単純なWebサイトの構造です。
サイト訪問者を逃さないようなデザインにすることで、購入や申し込みに誘導するのが目的となっています。
これはLP(ランディングページ)と呼ばれるもので、階層構造的にSEO対策が取りづらく、広告と併せて使用されることが多いです。

階層型

小規模から中規模までのサイトで使用される一般的な構造です。
複数のサービスや情報を扱うことができるため、お問い合わせや購入などコンバージョンへの動線が多く
訪問者がどのぺージから入ってきてもゴールに導けます。
まずは必要最低限のコンテンツ作成から、サービスや商品の増加に伴い、ページを増やしていくような運用を行えるというメリットがあります。
ホームぺージの作成にあたって、あまり予算がとれない場合にも対応が可能です。
ただし、無計画にコンテンツを追加していくと、階層が無駄に深くなってしまったり、導線が分かりづらくなってしまうため、
サイトの構成をしっかりと定めておく必要があります。

ハブ&スポーク型

扱う商材にまとまりがなく、様々なコンテンツが存在する構造です。
具体的には、日記的なコンテンツの中で、気になった商品を紹介していくようなブログなどが該当します。
幅広くユーザーにアプローチが可能な一方で、計画的な対策がとりづらく、導線に規則性がないので、目的のコンテンツにたどり着きにくいという難点があります。

ファセット型

複数の検索条件で目的のコンテンツを絞り込めるような構造です。
検索性に優れ、大量の商材を扱うことに向いています。
全ての商材が決まった条件で抜けもれなくグループ分けができないと利用が難しくなります。
不動産サイトのような、全ての商材が、エリア、価格帯、間取り、築年数などの条件で分類でき、紹介する商品が多いサイトに最適です。

webサイトの基本的な構成とは

webサイトの構造は、上記4つの構造が基本になります。
ただ、どれか一つの構造にしなくてはいけないということではなく、
階層型のコーポレートサイトの一部にハブ&スポーク型のブログを組み合わせたり、階層型で作成したECサイトにタグや検索機能を実装して
ファセット型のような検索性を持たせたりするなど、1つのサイトで複数の構造が混在することもあるため、完全に分かれるわけではありません。

基盤となるぺージから徐々に広げていく

seoに強いサイトを制作していくためには、小さく初めて徐々に大きくしていくという方法がおすすめです。
最初に大きなサイトを作成しようとすると、非常に大きなコストがかかってしまうので、予算をあまり確保できない場合は、最初にコアとなるコンテンツを作成し
徐々に成長させていくことになります。

ゴルフサイトを例に説明をしていきます

第一段階

第一段階では、SNSや知人、広告から、すでに利用つながりのある「既存ターゲット」が
2度目以降、確実にサイトにたどり着けるようにします。
既存顧客やseo以外の方法で集客した方が問題なく利用できる状態が、第一段階で、この準備が整ってからサイトを公開します。

第二段階

第二段階はいよいよ、seoに強いコンテンツを作成していき、成果を上げていく段階です。
この段階では、成果に結びつきやすい「顕在ターゲット」に絞り込み、集客をしていきます。
ゴルフスクールを紹介するホームぺージであれば、「ゴルフスクール 選び方」「ゴルフスクール 東京」「ゴルフ 練習場」など
利用者をイメージできるキーワードのコンテンツを作成することで、分母が少なくても、確実に成果があがりそうな層を狙っていきます。

第三段階

第三段階では、すぐには成果には結び付かないが、上手にアプローチしたり、時間の経過とともに成果に結びつける可能性の高い「潜在ターゲット」を集客していきます。
先ほどと同様に、ゴルフスクールのサイトであれば、「ドライバー 選び方」「ゴルフ ルール」など、直接関係はないものの、ターゲットになり得る人を狙います。
顕在ターゲットよりも成果には結びつきにくくはなりますが、対象となる人数が多くなるため、幅広い層にアプローチが可能です。

作るコンテンツはキーワードの洗い出しから(検索ボリュームもチェック)

ここまでで、seoに効果的なサイトの大まかな構成については理解いただけたかと思います。
第一段階では、自社サイトに最低限必要なコンテンツを作成するので、イメージがしやすいですが
第二段階、第三段階ではどういったコンテンツを作成していけば良いのでしょか。
その選定を行うために必要な作業が「キーワード選定」です。
キーワード選定では、まずホームぺージのテーマを決め、テーマに関連するキーワードを調査していきます。
各キーワードの検索ボリュームを考慮し、「ゴルフスクール オススメ」などのアクションにつながるキーワードからコンテンツを作成していくことで
成果につながりやすい構成になっていきます。

まとめ

ここまで4種類の構造やseoに強いサイト構成についてお話してきました。
基本的には階層型構造でサイト作成し、第一段階では、サービスに関する最低限のコンテンツ制作。
第二段階で、コンテンツを拡張し、顕在ターゲットへのアプローチ。
第三段階では、階層型とハブ&スポーク型を組み合わせて、潜在ターゲットに対し幅広くアプローチしていく方法が効率的です。
seoに効果的なホームぺージの運用は性質上どうしても時間がかかってしまうので
第一段階では、直線型のLPと言われる別のコンテンツを使用した広告運用を行うことで
顧客の獲得を行いつつ制作を進めていくことも可能です。
第二段階、第三段階で、成果が出始めたら、広告費を削っていきましょう。